幻想水滸伝1

いつかの月

カクの村より東のさらに小さな村の夜空に、大きな月が昇っていた。 村の民家を間借りしてようやく一晩の宿を得たビクトールは、それをボンヤリ眺めている。

未知への挑戦 3

扉を開けると、パーンがいた。

未知への挑戦 2

洗濯場の一角を借りて鎧を洗うクレオとクワンダ。その傍らを過ぎていく人々は、彼らを盗み見るように伺いはしても、声をかけようとはしない。いや、声をかける者もいるのだが、何かを言いかけるようにして、何も言い出せずにその場をそそくさと立ち去ってし…